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赤道直下の強烈な太陽の光合成で育った竹は、皮の部分をはぐとピンク、オレンジ、黄色など微妙な美しい彩をもっている。
竹染めに使う竹は、さっと伸びた若竹がいい。幹が厚く、見るからに力強い太い竹を切る。採竹は早朝。1本5メートルぐらいの竹を10本程度採り、枝葉を払い、幹だけにしてきれいに洗う。そして水になじむように細かく割り、薪を使い、力強い炎で約2時間、一斉に煮出す。
ぐつぐつと湯が吹きこぼれ、コトコトと竹が躍るころあいをみて蓋を取り、色合いを見る。淡い茶色の煮汁ができる。竹を取り出し、湯気の立つ煮汁を幾重にも重ねた布でこす。粗熱を取り、手を入れても熱くない程度に冷まし、糸、布を静かに浸す。ゆっくりと染液の中で泳がす。しっかりと彩が染まったか確かめ、水洗い。幾度も幾度も流れる水で洗いさらす。風通しのいい、木もれ日のもとで干す。
布は太陽の輝きを浴び、風にそよぐうちに、竹の持っている彩が力強く浮かび上がってくる。
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